はじめに
天国には、どのようにして入っていくのでしょうか。家庭として、四位基台を成して入っていくのです。この意味は、神様を中心とした父母の愛、夫婦の愛、兄弟の愛、子女の愛で結ばれた家庭が、天国に入っていくということです。であるならば、天国に入っていくにはまず、父・母、そして夫・妻、兄弟姉妹、子女の理想像が必要です。感謝なるかな、アダムとエバの堕落以来、初めて人類は真の父母をもつことができました。そのお方こそ、文鮮明先生、韓鶴子女史御夫妻であられます。
本書の第一部「真の母になる道」は、韓鶴子女史がどのようにして真の母の立場に立たれたのかを、御自分の証と、夫であられ真の父であられる、文鮮明先生の証と、韓鶴子女史の母君であられる洪順愛大母様の証を通して証しています。第二部「真のお母様のみ言」は、来日された時に語られたみ言と、韓国、アメリカでのみ言を収録しています。1984年の1月に御子息興進様を失われ、7月には先生のダンベリー収監という、考えられない苦難を、どのように乗り越えてこられたのか、また、救いの道を開くため、母として、妻として、どのように歩まれたかが記されています。「神が臨在される家庭をつくろう」では、韓国の歴史を紹介しながら、妻のあり方について、簡潔に述べられています。
「誇って見せることのできる実績をもとう」に、「東洋の女性には、盲目的な服従というよりは従順という、美しい伝統があります。一つの家庭の家長が苦難を受けるとき、家族全員が共に痛みを受けることを道理と考えていますし、社会や国も同じような立場です。一国の国王が苦難に処するときには、すべての閣僚をはじめとして全国民が同じ心情をもって生活するのが、東洋において昔から伝わっている伝統であるといえます」という一節があります。伝統を重んじていらっしゃることが分かります。
実生活において自らを犠牲にされ、自らの家庭を犠牲にされ、自らの子女のことはおいて、まず人類の救援を先立たせ、行動される文鮮明先生、韓鶴子女史御夫妻であられます。そのため、「私は、子供たちのことを考えると、かわいそうな思いがします。それは、子供たちがいつも父母と離れて暮らしているからです」と心情を吐露されています。しかし、真のお父様は、「子女たちの教育は、あなた(韓鶴子女史)が責任をもちなさい」(1983年1月6日)と言われるのです。その子女教育については、「子女たちは愛と献身で養育しなければ」に述べられています。
子女様方も、今は立派に成長されました。その兄弟間の仲はとても良く、どの子女様方も真の父母様をとても尊敬していらっしゃいます。三男の文顯進様は、人類救済プロジェクトの要職につかれ、数冊の本を出版されています。末の文情進様も、2006年の世界巡回講演の時には、壇上に立ち、お父様のみ言を訓読されました。子女様方一人一人の成長されるお姿は、真の父母様の愛と精誠の結晶であり、人類の希望となっています。
真の父母様の御心情と勝利圏を相続し、理想の父・母、夫・妻、兄弟姉妹、子女となるために、本書が活用されることを祈念してやみません。
2007年11月10日 世界基督教統一神霊協会
目次
第一部 真の母になる道
1.真のお母様の証「苦難と栄光の座」(1977年5月3日、御聖婚記念日)
- 私が生まれる前後の状況
- 初めて先生にお会いして
- 苦難の記憶と勝利感による平安
- 地獄を通過してこそ堅固に立てる
2.真のお父様の証「お母様は愛の勝利者」(1977年5月3日、御聖婚記念日)
- 「あなたが天の花嫁候補です」
- 愛の戦争
- 先生の作戦
- お母様に対する訓練
- 魚釣りの教え
- 勝利したお母様
- 無私の原理
- 無私は勝利の鍵
3.洪順愛大母様の証「夢に描いた主にお会いして」
- 純粋だった百日間の伝道旅行
- 恩恵の火がつき始めた新イエス教会
- 聖主教に行けとの召命
- 「新しい主」の死
- 許ホビン氏への啓示
- 腹中教の役事が始まる
- 「再臨主を迎える準備をせよ」と命じられた許ホビン氏
- 絶対的信仰で啓示に従う
- 捧げても捧げても不足だとの思い
- 夢で主にお会いする
- 腹中教の受難
- 大邱と済州島での生活
- 慟哭して先生にお会いして
- 真のお母様誕生とその運命
第二部 真のお母様のみ言
1.日本でのみ言
- 天が祝福し、霊界が協助するとき
(2007年5月1、2日 福岡)
- 天一国の春を迎えて
(2006年3月22日)
- 2013年までに
(2005年10月3日、4日、13日)
- 「訓読会」におけるみ言 (2002年8月)
- 希望に満ちた天国建設 (1999年3月1日 新潟)
- 1993年は特別な年 (1993年9月18日 東京教会)
- 神様の神秘な摂理 (1991年9月23日 北海道)
- 原理を知って真の子女となろう (1967年8月3日 東京教会)
- 私たちはどんなこともできる (1983年3月13日 東京教会)
- 日本の使命 (1986年5月11日 東京教会)
- 子女たちは愛と献身で養育しなければ (1986年5月11日 東京教会)
2.韓国、アメリカでのみ言
- 神が臨在される家庭をつくろう
(1981年11月12日 VIP夫人に 韓国)
- 孝行の道を行った興進
(1984年1月3日「愛勝日」に ベルベディア)
- お父様の代身者となろう
(1984年7月21日 ダンベリー入監の翌日 イースト・ガーデン)
- 誇って見せることのできる実績をもとう
(1984年7月22日 イースト・ガーデン)
- 内外が一つになって責任を完遂しよう
(1984年7月31日 ベルベディア)
- 夫は神様と人類のために生きる人
(1984年9月2日 ICUSでのあいさつ アメリカ)
- 神様の愛が日本と共にありますように
(1984年10月10日 日本食口の父母に アメリカ)
- 責任を果たす子女になろう
(1984年10月24日「子女の日」の礼拝 イースト・ガーデン)
- 神様のために生きてきた生涯に対する応答
(1984年11月15日 文先生への名誉博士号授与式でのあいさつ 国連本部)
- 神様のために生涯を捧げた人
(1985年5月11日 ショー神学校の名誉博士号授与式)
- 勝利の日を待ちながら
(1986年8月20日「一勝日」一周年記念式典 ベルベディア)
「祈祷」
- 勝利の日となるようにしてください
(1984年10月24日 第二十五回「子女の日」ベルベディア)
- 将来、統一家の柱となるようにしてください
(1984年7月10日 二世の第一回修練会終了式晩餐会 ベルベディア)
読者の声
祈祷会で訓読しました。訓読すると、なぜか心が震え、声がつまり、みんな嗚咽(おえつ)しました。お母様の心情に近づいたように、心にすーっと入ってとどまった気がしました。
私が訓読した所では、「涙には悲しみの涙と喜びの涙がある、これからは喜びの涙しか流したくない」という内容が、本当に心に残っています。
昨年(2007年)の歩みは特に、母の心情復帰が願われていただけに、「産みの苦しみ」を味わったので、特にお母様の苦労に通じ、身近に感じました。
この本の出版は時を得て良いと思い、勧めています。
兵庫県 女性
多分、今まで、お母様に関する書籍はすべて購入して読んでいると思いますが、「真の母の、まなざし」は、大母様の証しが詳しく記載されており、流れがまとまっており、よく分かりました。読み終えた後、お母様が身近に感じられました。
真のご家庭に触れる機会が少ない私にとっては、美しい文章とお写真は宝物です。
兵庫県 女性
お父様のことはよく聞きますが、お母様の出生や歩み等、詳しく知ることがなかなかなかったので、即とびついて買いました。知らなかったことが多く、勉強になります。
神戸市 主婦 女性 43歳
お母様の内的心情をみられて、本当に求めていきたい内容です。
熊本県 看護師 女性 55歳
出生から結婚という題が付けられていたので、とても興味深く読みました。親が子女様を証す一言一言は、私たちと子女様をより身近に感じさせてくれるものでしたし、時を回想し、その時のお母様の心情に触れることができて、大変良かったと思います。
秋田県 主婦 女性 50歳
日々の生活の中で、お母様の越えてこられた心情の世界が分かり、私自身、人との交わりの中、家庭において、どう接していったらいいのか、勉強になりました。これからも良い本を出版してください。
新潟市 女性 50歳
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