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愛美書店
真の家庭を出発するために

宗教は科学の生みの親

宗教を信じた科学者たちが科学を生み出してきたのです。現代科学が抱える様々な諸問題も、宗教の課題が顕れたものなのです。今日、宗教の新たなパラダイムシフトにより、新たな科学が生み出される時代が到来しています。 もどる

  • 小林 浩 著
  • 四六判 / 192頁
  • 2003年7月25日 発行
  • ISBN978-4-87656-109-5

 定価 : 945円(本体900円)

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 在庫状況 : あり

 

はじめに     目次     読者の声     関連商品

はじめに

 現代は、昔に比べると実に便利で快適な社会になりました。
 私が小学生だった約30年前は、1学級の中で4分1くらいの家には電話機がありませんでした。私の家もその4分1のグループに入っていましたから、学校の連絡網には隣家の電話番号が記載され、何か連絡があれば隣家のおばさんに呼び出していただいたものです。ところが現代では、電話機の保有台数は一家に1台というレベルを飛び越え、小学生が自分専用の携帯電話を持つほどに普及しています。


 電話機に限らず、洗濯機、冷蔵庫、エアコンなどの家電製品、網の目のように張り巡らされた交通機関、様々な病気を克服して行く医療技術、そして近年急速に発達しているインターネット技術など、私たちの生活はますます便利で快適なものになっています。
 このような物質文明を支えているのが、科学です。例えば、マイケル・ファラデー(1791〜1867)が電磁誘導現象を発見していなければ、現代の発電所は存在せず、私たちは電気を使用することができません。現代社会から電気を取り除けば、あらゆる機関の機能は停止してしまいます。科学なくして、現代社会を維持することはできないのです。


 では、科学こそ人間を真に幸福にするものなのでしょうか? 決してそのように言い切ることはできません。私たちの生活を快適なものにしてくれる電気は、森林を水没させたダムを利用する水力発電、地球の温暖化につながる二酸化炭素を大量に排出する火力発電、そして一歩間違えば放射能汚染を引き起こす原子力発電というように、自然環境に深刻な影響を与えることで得られるものです。さらに、便利な自動車が普及したことによって日本で毎年約1万人が交通事故で死亡していますし、携帯電話やインターネットが普及する中で「出会い系サイト」なるものが出現し、不倫や援助交際を助長しています。


 このようなことから、いくら科学が進歩しても、人間のモラルが向上しない限り、真の幸福は実現されないことが分かります。それでは、人間のモラルを向上させる本質的なものは何でしょうか? 規則や法律はもちろん必要ですが、それはあくまでも人間の外側から行動を規制するものであり、内側である心のあり方を変えることはできません。


 有史以来、人間の心を善なる方向へ導こうとして来たものは、宗教です。宗教は多くの人々の悩める心を救済し、時には宗教の教義そのものが法律となり、モラルの高い社会を形成したこともありました。現代の日本でも、特定の宗教団体に限らず、「宗教的な考え方」は日常的に広く見られます。私も自分の子供には、「周りに誰もいなくても、神様やご先祖様はいつも見ているんだよ」と教えています。そのような親の宗教的な教えを子供が信じていれば、他人が見ていないからといって、いじめや万引きなど、悪いことはなかなかできないものです。


 しかし、その宗教ですら、人々の争いを完全に止めることはできませんでした。それどころか、歴史をみれば分かるように、宗教が原因で戦争となることが実に多かったのです。その最大の理由は、宗教が「信じること」によって成立するものだからです。科学の理論は、実験で検証することで、誰もが正しいか否かを判断できると考えられます。ところが宗教の教義は、実験で検証することは不可能です。「信じるか、信じないか」という判断基準しかないのです。したがって、ある宗教を信じれば信じるほど、他の宗教は「信じられないもの」となり、争いの原因となるのです。


 では私たちは、どうすれば真の幸福を実現できるのでしょうか? この点について私は、拙著『神様は、もう科学の常識?』(光言社刊)の結論として、「宗教と科学が統一された一つの課題として解決されるべきだ」とする科学者たちの意見を紹介しました。しかし、残念ながら、学校教育の現場で使用される理科や物理の教科書の中で、神様に関する記述を見出すことはありません。また、「霊界の存在が科学で証明された!」といったニュースを聞くこともありません。


 このような現実を直視した時、「宗教と科学を統一するなんて、本当にできるのか。しょせん、宗教と科学は、水と油の関係ではないか」と思う人もいることでしょう。そこで本書では、真の幸福を実現する「宗教と科学の統一」が、いかにして成されるのかということを、科学の立場から考えてみたいと思います。

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目次

第1章 科学の進歩と足跡

  1. 科学とは客観的な学問
  2. データについて
  3. 仮説演繹法
  4. 進歩し続ける科学
  5. 科学者は裸好みのバケツ?
  6. 科学万能主義と統一科学
  7. 仮説演繹法の2つのほころび
  8. 確証のパラドックス
  9. 反証可能性

第2章 データの持つ限界とパラダイム論

  1. 裸のデータを得られるのか?
  2. センスデータ
  3. 科学を真に成立させるもの
  4. 言葉という偏見
  5. 「作り出された事実」
  6. 言葉を超えた客観性はあり得ない
  7. 理論が事実を作る
  8. パラダイム論
  9. 通約不可能性
  10. パラダイムシフト
  11. パラダイムとは科学の母体

第3章 宗教は科学の生みの親

  1. 17世紀ヨーロッパのパラダイム
  2. コペルニクス
  3. ガリレオ
  4. ケプラー
  5. ニュートン
  6. 非科学に影響を受ける科学
  7. パラケルスス
  8. キリスト教は近代科学の子宮

第4章 科学の生い立ちと限界

  1. 創造論が生み出した無神論
  2. 啓蒙主義
  3. ホイッグ史観
  4. 人間中心主義
  5. 環境破壊
  6. 近代科学の功罪
  7. 待望されるパラダイムシフト

第5章 科学の危機を克服するパラダイム

  1. 新しいパラダイムの探索手法
  2. フェミニズム科学論
  3. 男性中心主義の聖書的根拠
  4. ネオ・マルサス主義の恐怖
  5. 優生学の再来
  6. 人間中心主義と曖昧な霊界観
  7. 新しいパラダイムの必要条件
  8. 5大宗教と諸子百家思想の統一
  9. 統一原理の神観
  10. 統一原理の人間観
  11. 統一原理の霊界観
  12. 新しい科学の誕生

おわりに

注と参考文献

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読者の声

科学的に、統一思想の内容が紹介されていたところに感銘を受けました。

新潟県胎内市 家事手伝い 女性 50歳

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