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現代思潮における統一原理の価値
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現代思潮における統一原理の価値

その今日的検証

民主主義は人類を幸福に導くものだという通念が音を立てて崩れ始めた。大学名誉教授であり著名な数学者でもある筆者が、その卓越した論述で、「統一原理」こそが現代社会が抱える欠陥を克服し、人類の生を根底から見直す精神革命をもたらす思想であることを提言する。もどる

  • 佐藤良夫 著
  • 四六判 / 272頁
  • 2007年10月4日 発売
  • ISBN978-4-87656-132-2

 定価: 1,785円(本体1,700円)

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 在庫状況 : あり

 

はじめに    目次     関連商品

はじめに

人倫の基本となる思想体系

四半世紀ほど前になるが、私は世界基督教統一神霊協会の基本理念である「統一原理」を知り、これこそ、この混迷した人類の中に、人倫の基本となる思想体系であり、まさに「朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり」という感動を覚えた。統一原理はユダヤ教、キリスト教という一神教の流れを受け継ぎ、これを大きく改革したもので、改訂キリスト教(revised Christianity) とでも言えば、一般概念としては最も適切な説明になると思われる。

この統一原理は一つの宗教教理というより、もっと根本的な全人類的な思想であり、永遠にわたって人倫の基を築く一大思想体系であり、おそらく、やがて全人類がこの教えのもとに生きる日が来るに違いないと私は確信している。それにもかかわらず、残念だが、特に一部マスコミ関係の世界基督教統一神霊協会(通称、統一教会)に対する対応の仕方や取り上げ方は、あまりにも浅薄かつ軽薄で苦々しく思うことが多い。また、一部の偏向した弁護士や反対派の教派の牧師などの反対があるのも承知している。

今までは、それほど多くの人々の関心の対象でもなかったようだし、世間で何と言われようと、私は自分の信ずる道を行けばよいと思っていた。しかし、最近、改めてその誤解を晴らさないで見過ごすのは、まさに「義を見てせざるは勇無きなり」であると思い至り、筆を執った次第である。ただ、ペンネームでの著述であることをあらかじめお断りしておかねばならない。それは、自分の専門に関すること以外のことについて論述するからであり、また、世間には前述のような無理解、反対も存在しているからである。この点、読者諸氏のご理解が得られればありがたい。

人生の意義に対する答えがある

私自身は、応用数学を基本とする情報科学とでも言える分野で、大学で教鞭を執っていた者であり、思想とか宗教とかとは全く専門の違う、一介の名誉教授にすぎない。しかし、真理を探究する一人の人間として、人間が如何に生きるべきであり、人生の意義は何であるかについて、常に思いを馳せて生きてきたつもりである。この人生の問いに対する答えが統一原理の中にあるが故に、黙っていられなくなったとも言えよう。私の中にはまだ、孟子が言ったように、「自ら省みて正しいと思ったら、千万人が反対しても、その道を行く」 という勇気は残っているつもりである。

特に私は、私が属する世代の日本のインテリ階級の方々に、この統一原理の思想を真剣に考えていただきたいと思う。我々の世代は青少年期に、いわゆる軍国主義、国粋主義の教育を受け、天皇に忠誠を尽くし、国家のために献身することを目標として情熱を傾けて生きていた。しかし、第二次世界大戦の敗戦で、一挙に自由主義、近代合理主義の思想的洗礼を受けた。封建的思想から解放され、科学的、合理的に物事を考え、個人の自由を尊重し、民主的に物事を解決していけば万事好都合にいくという思想が横溢した。しかし、果たして、これによって素晴らしい世の中が生まれたであろうか。確かに物質的には豊かな日本になったが、日本の現状は、この生を心から喜びをもって「YES」と肯定するにはあまりにも程遠い姿をしている。

むろん、これは日本に限ったことではない。全世界的に現在、まさに大きな思想的転換期に来ている。近代合理主義に基づく、自由尊重の民主主義思想こそ人類を幸福に導くものだという従来の通念が、現在あちこちで音を立てて崩れ始め、世界が思想的混乱期に入っていると言える。

統一原理の今日的意義

統一原理の思想は、まさにこのような時の流れを得て生まれたのである。そしてこの思想こそ従来の自由社会の通念や、すでに崩壊したマルキシズムに取って代わるもの、あるいはそれらを包括した、人類救済の一大思想体系なのであり、人類の生をその根底から見直す一種の精神革命である。そして、それは今や周知の韓国の生んだ偉大な指導者、文鮮明師によって創始されたものである。

統一原理の骨子は、『原理講論』という六百ページほどの本にまとめられている。これは文鮮明師の講話を、ソウル大学出身の聡明な思想家、劉孝元氏がまとめたものである。また、これに基づく教会内の講師たちによる講演ビデオや解説書、また文師自身の講演記録である『み言集』など、今や厖大な書籍になっている。また、統一原理を解説してある解説書などもすでに出ている。

しかし、私はごく一般の市民として、統一原理を客観的に外側から眺め、他の多くの思想と比較したり、現代の風潮などとの関連も含めて述べてみたい。そのため統一原理の忠実な紹介というよりは、かなり私見を伴うかもしれないことをお断りしておきたい。もしこれに興味を惹かれた方々には、統一原理そのものを詳しく述べた『原理講論』などを読んでいただきたい。

2007年8月20日 佐藤良夫

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目次

はじめに

  1. 人倫の基本となる思想体系
  2. 人生の意義に対する答えがある
  3. 統一原理の今日的意義

第1章 統一教会の価値観

  1. 神中心の価値観
  2. イエスの時代と統一教会
  3. 価値観の転換
  4. 迫害の中でも発展

第2章 人間のエゴ

  1. 人倫の基本を示す思想
  2. エゴは諸悪の根源
  3. 夏目漱石の『こころ』に見るエゴ
  4. エゴで成り立つ社会
  5. エゴを断固として否定
  6. エゴ克服の訓練
  7. 苦労して人間ができてくる
  8. 人間の偉大さ
  9. 生の目的は愛の実践

第3章 人間の無知

  1. 生きる目的がわからない
  2. 無知の知
  3. 理性の限界
  4. なぜ生まれたのか?
  5. 才能による差
  6. 競争社会における嫉妬
  7. 無神論的実存主義

第4章 エゴと無知の中にある人間の現実

  1. 豊かさの中に
  2. 矛盾と混乱の世界
  3. 矛盾の根本は心の中にある
  4. 目的なき人生の空しさ
  5. 人間に規制はいらないのか?

第5章 堕落論:人類の悪の根源を暴く

  1. 堕落論の必要性
  2. 性に対する後ろめたさ
  3. 堕落論の解明
  4. 霊感と天才
  5. 天使と霊現象
  6. 失楽園物語の解釈
  7. 「善悪を知る木の実」とは
  8. 蛇の正体・サタン
  9. この世の君サタン
  10. アダムとエバの性的堕落
  11. 原罪とは性の問題
  12. 無知に陥った人間
  13. 悪の誘惑
  14. 憎悪はサタンの心
  15. 悪の根源を取り除く

第6章 創造論

  1. このままでよいのか?
  2. 創造の理想
  3. 神の創造の力と天才たち
  4. 人間は責任を果たして完成
  5. 神がすべてを成すのではない
  6. 「神はあるのか、ないのか?」
  7. 神の全能性を強調しすぎたキリスト教
  8. 責任と自由
  9. 愛の絶対性
  10. 愛による家庭完成
  11. 性の退廃を拒否
  12. 愛は人生の目的
  13. 隣人を愛せよ

第7章 人間の霊性

  1. 宗教は霊界を問題とする
  2. 地獄霊を追い出す力
  3. 母の霊感
  4. 進化論と創造論は矛盾しない

第8章 ニューサイエンス

  1. ニューサイエンスの台頭
  2. 人間の「気」、宇宙の「気」
  3. 「気」の流れ
  4. 「気」のエネルギー
  5. 波動としての「気」
  6. 固有振動と共鳴
  7. 音楽の波動、神の波動
  8. 常識の頼りなさ
  9. ニューサイエンスの方法

第9章 メシヤとは

  1. 人間的努力の限界
  2. メシヤとは、真の父母
  3. イエス・キリストと文鮮明師
  4. メシヤの資格 - 無原罪
  5. メシヤの使命 - 新生(重生)
  6. 三位一体説
  7. キリスト教は霊的救いのみ
  8. 再臨のキリスト
  9. 祝福結婚

第10章 復帰原理

  1. 蕩減原則
  2. この世の苦しみはなぜあるのか
  3. メシヤを迎えるための蕩減原則
  4. アベル・カインの物語
  5. 画期的神学書:原理講論
  6. アベル・カイン連鎖
  7. ユダヤ民族への祝福
  8. イサク献祭の謎
  9. サタンのざん訴
  10. イエス降臨まで

第11章 統一原理のイエス観

  1. イエスという不思議な存在
  2. 十字架は神の摂理か
  3. 洗礼ヨハネの不信
  4. 弟子たちの無理解
  5. 常識的判断の落とし穴
  6. エリヤ論
  7. 十字架の悲劇
  8. 復活の摂理

第12章 統一運動と文鮮明師

  1. 統一運動のはじまり
  2. 朝鮮動乱のただ中で
  3. 統一教会の誕生
  4. 日本は韓国の怨讐
  5. 民族の罪の償い
  6. 日本への伝道
  7. アメリカから世界へ
  8. 文師のご夫人、韓鶴子女史

第13章 何故、統一原理に導かれたか

  1. 思春期における性への想い
  2. 軍隊教育を受けて
  3. マルキシズムの虚構
  4. 一族の宗教
  5. 叔父の人物
  6. 叔父の思想
  7. 叔父と統一原理
  8. お通夜の晩の出来事
  9. GIAとの出会い
  10. エホバの証人との出会い
  11. 統一原理との出会い
  12. 福田学長の思い出

あとがき 統一原理の人類史的価値

  1. 神と人間の責任分担
  2. この世と霊界
  3. 人類の堕落の恐ろしさ
  4. 蕩減復帰の路
  5. 人類は今どうすればよいか
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読者の声

 大学教授の知的でありながら情的な内容に感動した。文鮮明師のみ言の引用の仕方、教会員とのかかわりから感じたことなどから、難しくなりやすい内容が見事に身近な世界になっていることに、神を感じた。

東京都 会社員 男性  33歳

 原理の素晴らしさを改めて認識させてくれるに余りある貴重なメッセージだった。原理を中心とした経済学、統一経済学が、今後確立されていくことは間違いないと思いますが、その前段階、手引き書のようなもの。

大阪府 会社員 男性  35歳

統一原理の価値を易しく記述してあり、今日の脱宗教社会への警鐘を鳴らしておられると思います。

札幌市 教職員 男性  77歳

私たちが世に叫びたい内容を、はっきりと客観的に代弁された本で、とても力になります。一般の平和大使の方々、カープなどでも広く読まれたら良いと思います。

島根県 会社員 女性  60歳 

とても楽しく読ませていただきました。原理の内容が分かりやすく、読みやすいです。

新潟県 家事手伝い 女性  52歳

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